インハウスマーケティング[コラム]
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2023年8月29日
プロが教える、ホームページ制作の裏話
【初心者向け】分かりづらいホームページ制作の費用は[家建て]で考えると簡単に理解できる。3種類のホームページ制作方法を知る。
「ホームページ制作」を検討始めると、まず気になることは「いくらかかるのだろう?」という費用のことだと思います。
特に初めてのホームページ制作の場合、何に幾らかかって、総額はいくらになるのだろう?費用が気になって仕方ないと思います。
また、費用によって、ホームページを制作するかを決めよう。助成金や補助金は使えるのだろうか?見えないものだからこそ、よく分からない不安感に陥ることでしょう。
しかし、よく分からないのもホームページ制作も[家建て(家を建てる)]ことに例えて考えると、簡単に理解できるのです。このページでは3種類のホームページ制作方法を[家建て]に例えて分かりやすく解説します。
目次:---------------------------------------------------------------
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1.ホームページ制作は[家建て]と同じ
ホームページ制作は色々分かりづらいことばかり…その理由は[カタチ]になっていないものだから、【イメージ】ができないということでしょう。モノとして[カタチ]になっていれば、だいたいこれくらいの価格かなと大きさや材質などで【イメージ】できるかもしれません。
さらにWebに普段から関わっていない人からすると更にイメージできないでしょう。
企業にとって必要不可欠なものとなっているホームページも、そのような理由から分かりづらいものとなっているのだと思います。
では、その分かりづらいホームページを分かりやすく理解するためにはどうすればいいか?
実は同じようなものに例えてみると分かりやすくなります。それは…「家を建てる」ということです。ホームページ(HOME PAGE)ということですので「家(HOME)」で考えてみましょう。
ホームページ制作会社に問合せて「ホームページを作りたいのですが、いくらですか?」という質問は工務店に問合せて「家建てたいのですが、いくらですか?」ということと同様なのです。
工務店は「どんな家にするか、間取りはどうするか、平屋?2階建て?土地は?によっても変わるし、いくらって言えませんよ」という回答が返ってくるのはイメージできるでしょう。
実はホームページも全く同様に「どのようなホームページにするか?ページ数は?構成は?ドメインやサーバーは?」によって値段も大きく変わってくるのです。
とは言え、家を建てる時も詳しい訳ではありませんから実際は住宅メーカーや工務店に相談しながら建てていきますよね?ホームページも同様にホームーページ制作会社に相談しながら作っていくことがベストではあります。
ただ、家を建てる時に最低限というか一般的に分かる知識ってありますよね?ホームーページ制作においてもそのレベルのことは知っておいた方が良いのは間違いありませんから、このページではその持つべき知識について紹介していきたいと思います。
2.ホームページの作り方を知る(プレハブ/建売/注文住宅)
私も実際に家を建てたことはありませんが、知っていることはあります。
1.家を建てるには土地が必要
2.家を建てる前に間取りは考えなければならない
3.家を建てる方法はいくつかあり、それにより値段は違う(プレハブ/建売/注文住宅)
4.内装や材質、設備にこだわれば建築費は高くなる
5.家を建てるには時間がかかる
6.家は大工さん一人で建てるものではない(色々なプロが関わる)
7.家を建てた後もメンテナンスする必要がある
家を建てたことがない人でもこの内容は知っていたり理解していますよね?
これ、実はホームページもほとんど同じなのです。
1.ホームーページには置き場所(サーバー)が必要
2.ホームーページを作る前にページ数やサイトマップは考えなければならない
3.ホームーページを作る方法はいくつかあり、それにより値段は違う
4.デザインや機能、システムにこだわれば制作費は高くなる
5.ホームーページを作るには時間がかかる
6.ホームーページはデザイナー一人で作るものではない(色々なプロが関わる)
7.ホームーページ完成後もメンテナンスする必要がある
いかがですか?家を建てることとホームページ制作は一致することに気づいたでしょう。この内容を理解できれば、ホームーページ制作会社とのやり取りもある程度理解できると思います。
ここで、もっとも理解すべきなことは、上記で色付けされた3番目の[ホームページ制作には方法がいくつかあり、それにより値段が違う]という点です。
家で言うと、建て方ですね。
家の建て方にも、プレハブ住宅/建売住宅/注文住宅のように工法の違いがあります。例えば注文住宅の場合は設計から施主の好みや希望に合わせて全くの自由ですし、建売住宅の場合、ハウスメーカーが設計して、量産できやすいように設計されて建築されます。プレハブの場合は、決まった間取りで安価なプレハブで建てます。
3.最も安価で工期も早い、プレハブ工法(テンプレート制作)
安価で工期も早い工法として、家で言うとプレハブ工法というものがあります。予めプレハブで作っておいた家や部屋を現地に運んで、そのまま設置するというものです。設置するだけなので、工期も数日(早ければ1日)で完成するので工期は他の家建てに比べて格段のスピードです。また費用面も各段に押さえることができます。
これをホームページ制作で言うと、テンプレート制作というものになります。予め決まった型が用意されており、そこに写真や文字を入れていくという制作方法です。
このテンプレート制作ならば、費用も工期も他のホームページ制作方式に比べて格段に抑えることができますし、自分自身でのホームページ制作も可能となります。
テンプレート制作のメリット/デメリットとは?
メリット
■ 圧倒的にコストが安い(5万円~40万円位)※ページ数やボリュームにより
■ 制作速度(工期)が早い ※素材が揃っている場合
■ テンプレートから選ぶのでイメージしやすい
デメリット
■ ホームページ制作会社からの[企画提案]は期待しづらい
■ デザインやレイアウト、機能に制限がある(自由度に制限がある)
■ オリジナリティが出しづらい
■ 原稿や写真などの素材はお客様用意
■ SEO対策などの集客に弱い
■ マーケティング向きではない
テンプレート型ホームページの利用用途は、「会社案内用のホームページ」に向いています。
4.スタンダードな建売型ホームページ制作
スタンダードなホームページ制作として[建売型のホームページ]があります。住宅と同じように工務店やハウスメーカー毎に間取りや設備は異なるものの、それぞれの会社での仕様がある程度決まっていることで、複数棟を立てることで価格を標準的にすることができることと同様にホームページ制作においても制作会社毎のノウハウや設計で対応していくホームページ制作になります。
ホームページ制作においては、ワードプレス(WordPress)やMT(Movable Type)などのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使用して制作していくケースが多く、デザイン等は各会社の色がでます。
このスタンダードな建売型のホームページにおいても、制作会社によっては[デザインテンプレート化]をして、費用面を抑えたりしているケースもあるので、費用感もマチマチの場合もあります。建売住宅の場合も各ハウスメーカーや工務店により価格に違いがあることに似ています。
建売型制作のメリット/デメリットとは?
メリット
■ 建売型と言えど、ホームページ制作会社によってオリジナリティが出せる
■ ホームページの設計により、各種要望を実現することができる
■ プラグインにより仕様の幅も広がる
■ 制作後の更新もCMSにより簡単にできる
デメリット
■ ホームページ制作会社によって仕様や範囲、費用も異なり判断が付きづらい
■ 制作前に[ホームページ設計]をしていないと後々費用がかさむ
建売型ホームページの利用用途は、「会社案内/サービス紹介/販促/採用/ブランディング/等多岐」に向いています。
5.特別仕様の注文住宅ホームページ制作
デザインや動き、システム面など他の会社と全く違うオリジナリティ満載なホームページにしたい!という場合はテンプレート型や建売型ではなく、注文住宅型のホームページ制作が必要になります。各種こだわりを実現するためにホームページ設計に幾度も打ち合わせを重ねて実現していくことができますが、その分、費用や構築時間はスタンダードなホームページ制作と比べられない位かかるものになります。注文住宅型のホームページ制作においては、既存のシステムやツールの組み合わせの場合もありますし、独自開発になる場合もありますので、制作見積りは安易に決まるものではありません。また家ではなく、ビルを建てるような大規模にもなるケースもあるので、依頼者側の認識と覚悟も必要となるでしょう。 この注文住宅型のホームページ制作は設計がとても重要になります。そのため[要件定義]をしっかり行うため、[要件定義]を固めるための時間とコストが必要になることを重々理解しておく必要があります。
注文住宅型制作のメリット/デメリットとは?
メリット
■ 要望の赴くまま制作が可能(ホームページ以上のポータルサイト制作やイントラサイト制作など)
デメリット
■ 時間/手間/費用が通常のホームページ制作の何倍もかかる
■ 依頼者側も手間と時間がかかる制作前の必須条件
■ 事前調査が必要(家で言うところの土地調査や基盤調査などのWebマーケティング調査)
6.まとめ
一重にホームページ制作と言っても、住宅建築と同様に様々な制作方法があることが理解できたと思います。どの方法でホームページ制作するかによって、プロセスも費用も変わってきますし、どこの制作会社に依頼すればいいかも変わってくるのです。
■ プレハブ住宅ホームページ制作
■ 建売型ホームページ制作
■ 注文住宅型のホームページ制作
このことを知ったあなたはきっと自社の希望を明確に伝えて、希望のホームページ制作に向かうことができることでしょう。
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