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インハウスマーケティング[コラム]

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2023年12月15日

インハウスマーケティングを成功させるコツとは?メリット、デメリットも紹介

インハウスマーケティングを成功させるコツとは?メリット、デメリットも紹介

最近よく耳にする「インハウスマーケティング」ですが、いままで外注していたホームページやランディングページ運用、Web広告運用などのマーケティングをインハウス化(内製化)を成功させるコツってあるの?とお考えではないでしょうか?本記事ではインハウスマーケティングを成功させるコツをお伝えします。



目次:---------------------------------------------------------------

1.インハウスマーケティングとは?

2.インハウスマーケティングのメリット

3.インハウスマーケティングのデメリット

4.インハウスマーケティングを成功させるためのコツ

5.まとめ

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1.インハウスマーケティングとは?


インハウスマーケティングとは、自社のマーケティング業務の一部、もしくはすべてを外部の制作会社や広告代理店に委託せずに社内スタッフで内製化することを意味します。そのためマーケティング内製化や社内マーケティングという言い方もします。


では、なぜ今、インハウスマーケティングが企業マーケティングにおいて注目されているのでしょうか?


それは、【コスト面|柔軟性|迅速性|ノウハウ蓄積|一貫性】に他なりません。社内にマーケティングの有識者が不在のため、外部委託(アウトソーシング)するしかなく、多くの企業がマーケティングを外部委託してきました。


そもそも、日本企業ではマーケティングを外部委託(アウトソーシング)する企業が圧倒的に多い現状があります。その理由として挙げられるのが、【ノウハウ】と【人材不足】です。マーケティングはとても幅広く、経験・ノウハウを持った人材が社内にいないと何から手を付ければいいか分からないという状態になってしまいます。


そんな中、【コスト面|柔軟性|迅速性|ノウハウ蓄積|一貫性】を考えると、いつまで経っても社内にノウハウも経験も貯まらず、コストがかかり続けるということが果たして企業にとって良いのだろうか?という風潮からマーケティングを内製化するインハウスマーケティングに注目が集まっているのです。





2.インハウスマーケティングのメリット

インハウスマーケティング(マーケティングを社内で内製化)するメリットは以下のように多岐にわたります。


(1)ブランドの深い理解からの発信

自社の商品サービスについて一番理解しているのは従業員です。未来のお客様に正しい情報と想いを伝えるマーケティングにおけるメッセージや価値を理解している人が対応すべきなのです。


(2)迅速な意思決定と柔軟性

社内でマーケティングを行うことで、市場の変化や緊急のニーズに迅速に対応できます。外部の制作会社や代理店とのコミュニケーションや調整の時間が省け、より素早く行動に移すことが可能です。


(3)コスト効率の向上

長期的に見れば、アウトソーシングに依存するよりもコストを削減できる可能性があります。特に定期的にマーケティング活動を行う企業にとっては、内製化が経済的です。


(4)一貫性のあるコミュニケーション

自社内のチームがマーケティングを担当することで、ブランドメッセージの一貫性を保ちやすくなります。これは、ブランドイメージを強化する上で非常に重要です。


(5)社内スキルの育成

マーケティングスキルを社内で育成することで、従業員の専門知識が向上し、社内でのキャリアパスが豊かになります。


(6)社内ノウハウの蓄積

上記のようなものが社内ノウハウとして蓄積され、長期的な戦略や持続可能な成長、他部署との連携など会社にとっての財産となります。




3.インハウスマーケティングのデメリット

メリットの多いインハウスマーケティングですが、デメリットも存在します。そのためすべてを社内で行わずにアウトソーシングと連携する「ハイブリット型のインハウスマーケティング」も検討しましょう。


(1)専門知識の限界

マーケティングの全ての分野に精通したスタッフを社内に揃えるのは難しく、特定の専門分野での知識が不足することがあります。外部の制作会社や広告代理店は様々なクライアントとの経験から得られる幅広い知見を提供できます。


(2)リソースと予算の制約

内製化すると、その分野に特化した人員、技術、ツールへの投資が必要になります。これは特に中小企業にとっては大きな負担になることがあります。


(3)新鮮な視点の欠如

社内チームだけでマーケティングを行うと、新しいアイデアや革新的なアプローチが不足する可能性があります。外部からの意見や視点が刺激になることもあります。


(4)オーバーロードのリスク

既存の従業員にマーケティングのタスクを追加すると、作業過多になり、他の業務に悪影響を及ぼす可能性があります。


(5)市場トレンドへの遅れ

マーケティングの世界は常に変化しています。社内チームだけでは、最新のトレンドや技術の進歩に対応するのが遅れることがあります。


(6)多様な視点の欠如

代理店などの会社は様々な業界や企業との経験を持っているため、多様な視点を提供することができます。社内チームだけでは、このような多様性に欠ける可能性があります。




4.インハウスマーケティングを成功させるためのコツ

インハウスマーケティングを成功させるには以下のコツや仕組みづくりが重要です。ポイントは「何を?(目的|目標)」「誰に?(未来のお客様像)」「誰が?(人材)」「どのようにして(戦略|戦術|ツール)」を継続的に行う仕組みづくりです。



(1)何を?(マーケティングの目的|目標)

会社で何をマーケティングの目的にするかを明確に決めましょう。その目標(KGI)に対して中間目標(KPI)、そしてどのような日々の行動(KDI)を設定します。



(2)誰に?(未来のお客様)

マーケティングは未来のお客様との出会いのキッカケ作りです。お客様像をハッキリとさせ、そのお客様の課題や悩み、興味があることなどを洗い出しましょう。



(3)誰が?(人材選定)

社内でマーケティング担当する人材を選定します。ここでポイントになるのが、企業でよくある「○○そうだから(IT詳しそう|興味ありそう)」で選定することは避けましょう。本人のヤル気も重要ですが、「お客様の気持ち」が分かる人を選任することがおススメです。



(4)どのようにして?(戦略|戦術|ツール)

ここが一番のポイントですが、(1)~(3)までの内容を踏まえて、どのような戦略を取っていくかということを決めていきます。その戦略に沿ってツールや方法を決めていくことになります。



(5)伴走者をつける

戦略|戦術|ツールなどはそれこそ専門的な知識が必要になってきます。インハウスマーケティングを成功させるためには、初期段階はインハウスマーケティングを支援する専門家に相談しながら、仕組みづくりや人材育成を行う方がよいでしょう。




5.まとめ

インハウスマーケティングは、ブランドの深い理解、迅速な対応、コスト効率、そして社内スキルの向上といった複数のメリットを提供します。しかし、専門知識の限界やリソースの制約などのデメリットもあります。成功させるためには、明確な目標設定、顧客理解、適切な人材選定、効果的な戦略とツールの選定が不可欠です。また、必要に応じて外部専門家とのハイブリッドなアプローチを取ることも有効です。



 

ウェブガクでは、多くの企業の[インハウスマーケティング]支援実績があり、仕組み作り・チームづくり・人材育成などのメソッドがあります。インハウスマーケティングの取組の際はウェブガクにご相談ください。ウェブガクでのマーケティング支援実績はこちら

 





社長の気持ちが分かるウェブマーケティング「ウェブガク」
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この記事を書いた人

 

ウェブガク|インハウスマーケティング編集部[ウェブガク教授]

1000社以上のWebマーケティングの現場を知り、900名以上のウェブ人材を育成した経験を以て、インハウスマーケティングの伝道師として、企業支援|SNS|動画|メルマガ|ウェビナー講師で幅広く情報を発信。インハウスマーケティングの基本的な考え方や最新情報、実践的なノウハウを求めるマーケター、ウェブ担当者、広報担当者、経営者向けに情報発信しています。

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