AI表示3倍!対策ゼロからAIO対策・LLMO対策をやってみての結果報告|1ヶ月経過|

AI表示3倍!対策ゼロからAIO対策・LLMO対策をやってみての結果報告
|1ヶ月経過|

著者:株式会社GuideRunner代表取締役 |野田卓司
【要約】
【AI表示3倍!対策ゼロからAIO対策・LLMO対策をやってみての結果報告】
2026年9月1日、私たちは自社サイトをフルリニューアルし、AIO対策・LLMO対策に取り組みました。きっかけは、社名がほぼ同じ別の会社の存在です。会社名で検索すると先方が上位に表示され、AIの要約でも2社の情報が混ざっていました。 リニューアル後の30日間を直前の30日間と比べると、Googleの生成AI機能(AIによる概要・AIモード)での表示回数は118回から365回へ、約3.1倍になりました。Google検索のクリック数は70から155へ、約2.2倍です。 一方で、問い合わせ件数への効果や、AIチャットからの流入は、まだ言える段階ではありません。この記事では、対策前の状況、実施した項目、結果、そしてまだ分からないことまで、そのまま報告します。もっと詳しく知りたい方は、以下、本文をご覧ください。
「会社名で検索したら、別の会社が1位に出てきた。」
「AIに自社のことを聞いたら、うちがやっていないサービスの説明が混ざっていた。」
「Googleマップで『マーケティング会社』と探しても、自社が出てこない。」
マーケティングを支援する会社でありながら、私たち自身が、2026年8月までこうした状態でした。営業目的の記事ではありません。対策ゼロの状態から何をして、何が起きたのか。実際に私たちが体験した記録として、そのままお伝えします。
目次:---------------------------------------------------------------
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1. 8月まで、私たちに起きていたこと
2026年8月の時点で、私たちは次の状態にありました。
社名がほぼ同じ別の会社が存在していた(株式会社GuideRunnerと、読みも表記もほぼ同じ社名の会社)
その会社は先行して事業を営んでおり、近い領域のマーケティング事業も行っていた
会社名で検索すると、先方が1位に表示され続けていた
Googleビジネスプロフィールが、会社名で検索しても表示されなかった
「マーケティング会社+エリア名」で検索しても、地図検索(MEO)に表示されなかった
AIの要約で、私たちの情報と、社名が似た別の会社の情報が混在していた
AIが持つ私たちへの認知が、私たちの考えとは違っていた
最後の点が、いちばん気になっていました。私たちが目指していたのは、AIに「中小企業のマーケティングを内製化する会社」として正しく理解され、相談を受けたときに推薦されることです。ところが、AIが語る私たちは、実際の私たちとずれていたのです。
結論から言うと、検索エンジンやAIからの評価が、私たちの実態とは違うものになっていた。さらに、社名が同じ会社の情報と混ざっていた、ということでした。
2. なぜ起きたのか:検索エンジンとAIの「評価の相違」
原因を、私たちは次のように考えています。ただし、検索エンジンやAIの内部は外から見えないため、あくまで推測を含みます。
同じ社名の会社があると、検索エンジンもAIも「どちらの会社の情報か」を取り違えやすい。 検索エンジンは、社名で検索されたとき、より長く運営され、実績や被リンクなどの情報が積み上がっているサイトを先に表示する傾向があります。後発の私たちが後ろに回るのは、ある意味で自然なことでした。
AIには、別の事情があります。AIは、Web上に公開されている複数の情報を組み合わせて回答を作ります。同じ社名の会社が2つあると、2社の情報が1つの会社の情報として混ざることがあります。実際に、私たちが4つの生成AIに自社を質問したところ、1つのAIが、私たちが提供していないサービスを私たちのサービスとして回答しました。
検索では正しく表示されていても、AIの中では別の会社と混ざっている。この状態を放置したままAIに推薦されようとしても、うまくいきません。そこで、まず「AIや検索エンジンに、私たちを正しく理解してもらう 」ことから始めることにしました。
3. 打ち手:サイトをフルリニューアルし、AIO対策・LLMO対策を実施
選んだのは、サイトのフルリニューアルです。2026年9月1日に公開しました。
AIO(AI Optimization)・LLMO(Large Language Model Optimization)とは、SEOの延長線上で、生成AIの回答に自社の情報が正しく引用・言及されるようにするための対策のことです。リニューアルでは、見た目を変えるだけではなく、「AIや検索エンジンが、私たちを正しく読み取れるサイトにする」ことを目的に設計し直しました。
4. 実施したこと(項目一覧)
実施した項目は次のとおりです。具体的なやり方は、のちほど紹介する研修でお伝えしていますので、ここでは項目名にとどめます。
サイトの設計
自社のマーケティングの地図(全体設計)をつくり、戦略的に進める
自社サービスを言語化し、その内容に沿ってコンテンツを整理する
サイトの設計と、お客様の動線の設計
ホワイトペーパー(資料)のダウンロード動線づくり
AI・検索エンジンに正しく読み取ってもらうための整備
構造化データの整備(会社・人物・FAQ・記事など。「教えてマーケ」には、公開後に追加で対応)
タグまわりの見直し
サイテーション(社名や会社情報の表記)の統一ルールづくり。SNSなどでもこのルールで運用
Googleビジネスプロフィールの情報整理と、口コミへの対応
情報を出し続ける運用
コラム:週2〜3記事
教えてマーケ(FAQ):週3〜4記事
GRマーケ部、会議中。(読み物コンテンツ):月1本
月2回のマーケティングアンケート調査と、ニュースリリースの配信
メルマガ:月2回
SNS:Instagram週3回、X毎日3投稿、note月3記事、YouTube月2本以上、ポッドキャスト月2本以上
一つひとつは、特別な技術ではありません。ただ、「自社が何者か」を言葉にし、その表記を揃え、同じ内容を複数の場所から出し続ける。この組み合わせを、1か月間そのまま回しました。
5. 結果:リニューアル前後30日の比較
リニューアル後(9/1〜9/30)と、リニューアル前(8/2〜8/31)を、それぞれ30日間で比べました。Google Search Consoleの数字です。
指標 | リニューアル前 | リニューアル後 | 変化 |
Googleの生成AI機能での表示回数 | 118回 | 365回 | 約3.1倍 |
Google検索のクリック数 | 70 | 155 | 約2.2倍 |
Google検索の表示回数 | 3,660 | 4,870 | +33% |
平均掲載順位 | 32.4位 | 23.7位 | 8.7位改善 |
平均CTR(表示されたうち、クリックされた割 合) | 1.9% | 3.2% | +1.3ポイント |
社名(「株式会社ガイドランナー」)での検索表示回数 | 20回 | 66回 | 約3.3倍 |
通常の検索での表示が+33%だったのに対し、AIによる概要やAIモードでの表示は約3.1倍に伸びました。ここがもっとも大きな変化です。
また、AIが拾い始めた検索には変化がありました。「AEOとは」「AI検索」「GEOとは」といった、8月には表示がなかったAI関連の検索で、新たに表示されるようになりました。
なお、8月はリニューアル前で広告からのアクセスが大半を占めていたため、サイト全体のアクセス数(セッション数)の単純な比較はしていません。広告の影響を受けないSearch Consoleの数字を使っています。
6. 正直に書きます:まだ言えないこと
AI表示が3倍になったと聞くと、「対策すれば3倍になる」と思われるかもしれません。そうは書けない理由があります。
何が効いたのかは、切り分けられていません。 構造化データ、タグの見直し、コンテンツの追加、プレスリリースやSNSによる露出が、同時期に重なっています。「リニューアル後の30日で3.1倍になった」という前後の事実であり、「この施策で3倍になる」という因果ではありません。
表示回数が増えても、流入にはまだつながっていません。 GA4で確認できたAIチャット(ChatGPTなど)からのアクセスは、2026年1月以降の累計でも15セッション程度です。AIが回答のなかで私たちを紹介しても、ユーザーがリンクを押さない限り、アクセスにはなりません。
問い合わせ件数への効果は、まだ言えません。 前月と大きな差は確認できていません。
結果は、まだ1か月分です。 数字が小さい(AI表示の118回、365回)ことも含め、「実験の途中経過」として読んでください。
検索結果やAIの回答は、見る人・場所・タイミングで変わります。 この記事の数字は、2026年9月時点のものです。
私たちは、AIチャットから何件のアクセスがあったか、という「流入」より、AIの回答のなかで、私たちが正しく紹介されているかを当面の指標にしています。10月末に同じ指標で再比較し、結果をお伝えする予定です。
7. これを、ほぼ1人で回しています
ここまでの運用は、実はほぼ1人で回しています。
サイト、コラム、教えてマーケ、プレスリリース、メルマガ、5つのSNS。これだけの量を回すために、私が決めている流れは3つだけです。
企画・設計する:何を、誰に、どの順番で出すかを、施策ごとに決める
AIでコンテンツを作る:複数の生成AIを使い分け、下書きや素材を作る
それぞれのコンテンツを更新する:確認して公開する
この流れを施策ごとに「型」として仕組み化し、毎週同じ手順で回しています。
正直に言えば、私自身がマーケティングの現場に長くいるため、設計できている面は否定しません。ただ、AIに任せる部分と、人が決める部分の線引きを「型」にしておけば、誰でも持ち帰ることができるはずだと考えています。
8. 知りたい方へ:AI活用マーケティング研修
「何をやったのか」「どうやって1人で回しているのか」。クライアントの皆さまと話していると、必ず聞かれる質問です。
そこで、この実例をもとにしたAI活用マーケティング研修を、サービスとして提供しています。今回の記事で項目名にとどめた具体的な進め方や、仕組みの作り方は、研修でお伝えしています。
[AI活用マーケティング研修のご案内ページ(準備中):ページ完成後にリンクを挿入]
「自社でも、少人数でマーケティングを回せる仕組みを作 りたい」「AIに正しく理解される会社にしたい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。
9. まとめ
2026年8月まで、社名がほぼ同じ別の会社の影響で、検索でもAIでも、私たちの評価が実態と違うものになっていた
サイトのフルリニューアルと、AIO対策・LLMO対策を実施した(構造化データ、タグ、サイテーション表記の統一、Googleビジネスプロフィール、コンテンツ運用など)
リニューアル後30日で、Googleの生成AI機能での表示回数は118回から365回へ、約3.1倍になった
ただし、何が効いたかは切り分けられておらず、AIチャットからの流入や問い合わせ件数への効果は、まだ言えない
これらの運用は、企画・AIでの作成・更新という流れを「型」にして、ほぼ1人で回している
10. 筆者からのアドバイス
【筆者からのアドバイス】
今回あらためて感じたのは、AIO・LLMO対策は、「AIに推薦される」ことの前に、「AIに正しく理解される」ことから始まる、ということです。まずは、自社名をAIに入れて聞いてみてください。社名が同じ会社がないか、検索で自社が正しく出てくるかも、あわせて確認してみてください。
(この記事を書いた人)
株式会社GuideRunner 代表取締役 野田卓司
15年以上、実績2万社のウェブ制作・マーケティング会社にて
取締役COO兼コンサルタントを務め、
2024年8月に株式 会社GuideRunnerを設立。
1,000以上のマーケティング現場を経験し、
これまでに900名以上のウェブ・マーケティング人材を育成。
上場企業から中小企業まで、業種を問わず幅広い
企業マーケティング伴走支援を行う。
11. FAQ
Q1. AIO対策・LLMO対策とは何ですか? A. 生成AIの回答のなかに、自社の情報が正しく引用・言及されるようにするための対策のことです。SEO(検索エンジン最適化)の延長線上にある考え方です。
Q2. 「AI表示3倍」とは、何が3倍になったのですか? A. Google Search Consoleの「生成AI機能」レポートで確認できる、AIによる概要・AIモードでの表示回数です。2026年8月の118回が9月に365回となり、約3.1倍になりました。
Q3. 対策をすれば、AI表示は3倍になりますか? A. 保証はできません。同時期にさまざまな施策を実施しており、何が効いたかは切り分けられていないためです。「リニューアル後の30日で、結果としてそうなった」という事実としてお読みください。
Q4. 社名が同じ会社があると、どんな影響がありますか? A. 私たちの場合、検索で社名を調べても先方が上位に出たり、AIの回答に2社の情報が混ざったりしました。他社への批判の意図はありませんが、社名が同じ、または似ている会社がある場合は、一度確認することをおすすめします。
Q5. AIチャットからのアクセスは増えましたか? A. 現時点では、ごく少数にとどまっています。AIが回答のなかで紹介しても、ユーザーがリンクを押さない限りアクセスにはなりません。そのため当面は、AIの回答で正しく紹介されているかを指標にしています。
Q6. これ らを本当に1人で回しているのですか? A. はい、ほぼ1人で回しています。企画・設計、AIでのコンテンツ作成、更新という流れを施策ごとに「型」にして仕組み化しています。ただし、私自身がマーケティングの経験を積んでいることも前提にある点は、お伝えしておきます。
Q7. 自社がAIにどう認識されているか、確認する方法はありますか? A. ChatGPT・Gemini・Claude・Copilotなど、複数の生成AIに、自社名を入れて「どんな会社ですか?」と質問してみてください。AIごとに答えが違うこともあります。
Q8. 具体的なやり方は、どこで学べますか? A. 当社のAI活用マーケティング研修でお伝えしています。詳しくは、案内ページ(準備中)をご覧ください。
参考情報
[1]Google Search Console(株式会社GuideRunner自社サイト www.webgaku.jp)、リニューアル後2026年9月1日〜9月30日と、リニューアル前2026年8月2日〜8月31日の各30日間の比較。「生成AI機能」レポートはベータ版。(自社計測)
[2]GA4(同サイト)。AIチャット経由のセッション数。なお、リニューアル直後の9月上旬は計測設定の都合で数値が取れていないため、GA4の数値は参考値として扱っている。(自社計測)
※本記事の数字は2026年9月時点のものです。検索結果やAIの回答は、見る人・場所・タイミングによって変わることがあります。 ※本記事で言及した別会社は、批判する意図で書いたものではありません。社名が似ていることで起きた事象を、事実として記録したものです。 ※本記事の作成にあたり、文章の一部生成に生成AI(Claude)を活用しています。
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