問い合わせ(CTA)ボタンの色で成果は変わる?配色パターン&A/Bテスト事例まとめ|中小企業が今日から見直せるCTA設計の基本

配色パターン&A/Bテスト事例まとめ
中小企業が今日から見直せるCTA設計の基本

著者:株式会社GuideRunner代表取締役 |野田卓司
【CTAボタンの色で成果は変わる?要約】
CTAボタンの色を変えるだけでコンバージョン率(CVR)が変わったという海外のA/Bテスト事例は複数報告されています。例えばHubSpotの検証では、緑色ボタンより赤色ボタンの方がCVRが21%高かったという結果があります
ただし「この色が絶対に正解」という単一の答えはなく、背景色とのコントラストや文言、サイズとの組み合わせで効果は変わります。
色・文言・サイズ・配置の4つの要素を整理し、自社サイトでA/Bテストを行うことが、遠回りに見えて最も確実な改善方法です。
もっと詳しく知りたい方は、以下、本文をご覧ください。
「問い合わせボタンを目立 たせたいが、何色が正解か分からない」
「同業他社のサイトを真似て緑色にしたが、問い合わせが増えた実感がない」
「ボタンのデザインは制作会社に任せきりで、成果につながっているか分からない」
もし、こうした状況に心当たりがあるなら、ここから先も読み進める価値があります。
私たちガイドランナーは、中小企業のマーケティング内製化(インハウス化)の支援を、代表・野田が長年にわたり行ってきました。ここからは、CTAボタンの色が成果にどう影響するのか、海外のA/Bテスト事例を踏まえながら、自社サイトで実際に見直すためのステップを、現場目線で詳しく解説します。
営業目的の記事ではありません。まずは自社サイトのCTAボタンを、判断する材料として読み進めてください。
となりの会社は、CTAボタンをどう作っているの?
これ、気になりますよね?
私はこれまで1000社以上のマーケティング現場を見てきましたが、「デザインは整っているのに問い合わせが伸びない」という悩みは、業種や規模を問わずほとんどの経営者に共通し ています。安心してください。一緒に見ていきましょう。
以下のうち当てはまるものはありますか?
問い合わせボタンの色を、なんとなくコーポレートカラーに合わせているだけ
ボタンの文言が「送信する」「送信」など、行動をイメージしにくい表現になっている
スマートフォンで見たときに、ボタンが小さくて押しにくい
ボタンを一度設置してから、色や文言を見直したことがない
そもそも、問い合わせボタンがどこにあるか、ページを開いてすぐには分からない
1つでも当てはまった方は、この記事を最後まで読む価値があります。
目次:---------------------------------------------------------------
4. 比較(色だけ変える・文言だけ変える・色と文言をセットで見直す)
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1.「CTAボタンの色で成果が変わる」とは
CTAとは「Call To Action(行動喚起)」の略で、「お問い合わせはこちら」「資料請求する」といった、訪問者に具体的な行動を促すボタンのことです。CTAボタンは、サイトを訪れた人を「見るだけの人」から「行動する人」に変える、集客導線の最後の関門にあたります。
海外のA/Bテスト事例では、ボタンの色を変えるだけでコンバージョン率(CVR)が大きく変わったという報告が複数あります。例えばHubSpotの検証では、緑色ボタンより赤色ボタンの方がCVRが21%高かったとされています[1]。
2.なぜ今、この見直しが必要なのか
背景には大きく3つの流れがあります。
1つ目は、広告費の高騰です。同じ広告予算でクリックを集めても、その先のCTAボタンで離脱してしまえば、広告費が無駄になります。クリックの後の「最後の一押し」の重要性が増しています。
2つ目は、スマートフォン経由のアクセス増加です。画面が小さいスマートフォンでは、ボタンのサイズや配置の影響がパソコン以上に大きくなります。Googleの公式ガイドラインでも、タップ対象は48dp(約9mm)以上を推奨しています[2]。
3つ目は、多くの中小企業サイトで、CTAボタンが「制作会社に任せたまま一度も見直されていない」状態になっていることです。サイトのデザインは整っていても、ボタンだけが最初の設定のまま放置されているケースが少なくありません。
私たちが 伴走支援している企業の中でも、2025年以降、自社サイトへのアクセスや問い合わせ数が減ったという声を複数聞くようになりました。AIだけが理由とは限りませんが、大きな要因のひとつであることは間違いないというのが現場の実感です。
私たちが伴走支援している企業の中でも、「デザインは気に入っているが、問い合わせが思ったより来ない」という相談の中に、ボタンの色や文言が見直されていないケースが数多く見られます。
3.色別に見る印象と使い分け、仕組み・全体像
色ごとの一般的な印象を整理すると、以下のようになります。
色 | 一般的な印象 | 向いている文言・シーンの例 |
赤 | 緊急性・注目を引く | 「今すぐ相談する」「期間限定で申し込む」 |
青 | 信頼・冷静・誠実 | 「資料をダウンロードする」「詳しく問い合わせる」 |
オレンジ | ポジティブ・親しみやすさ | 「無料で試してみる」「キャンペーンを見る」 |
緑 | 安心・肯定・完了 | 「かんたん登録」「無料相談を申し込む」 |
色の印象はあくまで一般的な傾向であり、業種やサイト全体の配色、ターゲット層によって最適な色は変わります。「この色が絶対に正解」という単一の答えはなく、周囲とのコントラストの方が重要だとする指摘も多くあります。
経営者と現場の役割整理
CTAボタンの見直しも、経営者が一人で抱え込みがちですが、実際には次のように役割を分けて進めると負担が減ります。
役割 | 主な担当 | 内容 |
方向性を決める | 経営者 | どんな行動を一番してほしいか(問い合わせ・資料請求など)の優先順位を決める |
デザイン・文言の検討 | 担当者・外部パートナー | 色・文言・配置の候補を複数用意する |
検証 | 経営者+担当者 | A/Bテストの実施と、数字での比較 |
反映・改善 | 担当者 | 結果を踏まえてボタンを本採用し、次の検証テーマを決める |
4.比較(色だけ変える・文言だけ変える・色と文言をセットで見直す)
CTAボタンの見直し方には、大きく3つの方向性があります。それぞれの特徴を比較すると、以下のようになります。
比較軸 | 色だけ変える | 文言だけ変える | 色と文言をセットで見直す |
検証のしやすさ | 高い(要素が単純) | 高い(要素が単純) | 検証にやや時間がかかる |
効果の見えやすさ | 限定的なことが多い | 色より効果が出やすい傾向 | 相乗効果が期待できる |
初期コスト | 低い | 低い | やや高い(設計の手間) |
向いている状況 | まず簡単に試したい | 行動イメージを具体化したい | 本格的に導線を見直したい |
どれか一つが正解というわけではなく、まずは色か文言のどちらか一つから検証を始め、慣れてきたら組み合わせを試すのが現実的です。
5.よくある誤解
誤解1:この色を使えば必ずCVRが上がると思っている
海外の事例で紹介されている色は、あくまでその企業・そのデザインでの結果です。同じ色を使っても、背景色や周囲のデザインが違えば結果は変わります。
誤解2:ボタンは目立てば目立つほど良いと思っている
過度に目立つボタンは、ページ全体の印象を損ねたり、訪問者に警戒感を与えたりすることがあります。周囲とのバランスが重要です。
誤解3:一度設置したボタンは、変える必要がないと思っている
訪問者の反応は時間とともに変わることがあります。定期的に数字を確認し、必要に応じて見直す前提で運用することが望ましいです。
誤解4:A/Bテストは大企業がやるものだと思っている
中小企業のサイトでも、無料のツールや簡単な設定でA/Bテストを行うことは可能です。サンプル数が少ない場合は、判断までにやや時間がかかる点だけ考慮が必要です。

6.現場でよく聞か れる質問と課題
実際にご相談いただく経営者からは、資料を読んだだけでは分からない、現場ならではの質問を数多くいただきます。
「うちのサイトは何色のボタンにすればいいですか?」
業種やコーポレートカラーによって一概には言えませんが、まずは背景色とのコントラストがはっきりしている色を選び、実際にA/Bテストで確認することをおすすめします。
「A/Bテストをするには、どのくらいのアクセス数が必要ですか?」
明確な基準はありませんが、判断の目安として、最低でも数百〜1000クリック程度のデータを集めてから比較することが望ましいとされています。
「ボタンの色より、文言の方が重要ですか?」
どちらも重要ですが、「送信する」より「無料で相談する」のように、行動した後に得られるメリットが伝わる文言にすることが、色以上に効果を左右することがあります。
「スマートフォンとパソコンで、ボタンの見せ方は変えるべきですか?」
画面サイズが異なるため、スマート フォンではより大きく押しやすいサイズ(目安として48dp四方程度)を確保することをおすすめします[2]。
7.見直す際に押さえておきたい注意点
色や文言の変更は、1要素ずつ検証する
背景色とのコントラストを意識する
スマートフォンでの見え方・押しやすさを必ず確認する
一度設置して終わりではなく、定期的に数字を見直す
これらは大きな障壁というより、事前に把握しておくことでスムーズに改善を進められる確認事項です。
8.こんな企業におすすめ/おすすめしないケース
おすすめのケース
サイトのデザインは整っているが、問い合わせ数が伸び悩んでいる企業
CTAボタンを制作会社に任せたまま、一度も見直していない企業
広告経由のアクセスはあるが、その先の成約につながっていない企業
必ずしもおすすめとは限らないケース
すでに複数パターンのA/Bテストを行い、最適化が進んでいる企業(この場合はさらなる細部の磨き込みが中心になります)
そもそもサイトへのアクセス数が非常に少なく、検証に十分なデータが集まらない企業

9.GuideRunnerでできること
株式会社GuideRunnerは、独自メソッド「上昇マーケティングOS」(商標登録第7065487号)に基づき、企業のマーケティング内製化を支援しています。CTAボタンをはじめとするサイト改善についても、単発のデザイン修正ではなく、メソッドの中に組み込む形で実装レベルの支援を行っています。
フェーズ | 支援内容 |
戦略準備フェーズ(情報整理・3C分析・USP言語化) | 訪問者に一番してほしい行動(問い合わせ・資料請求など)の優先順位を整理 |
戦略フェーズ(ウェブ戦術・KGI/KPI設計) | 色・文言・配置の候補設計とA/Bテストの計画立案 |
実行フェーズ(戦術実行・解析) | A/Bテストの実行・数字の検証と、継続的な改善の伴走 |
なお、インハウスマーケティング化支援(12ヶ月〜)では、サイト改善のノウハウを一度きりで終わらせず、担当者が自走できるようになるまでの育成を一体で行っています。単発のデザイン修正だけでなく、継続的な伴走を通じて仕組みとして定着させたい企業に向いています。
GuideRunnerの上昇マーケティングOS®とは?
「上昇マーケティングOS」は、当社代表の約20年にわたる企業マーケティング支援の経験を体系化した独自メソッド(商標登録第7065487号)。
マーケティングの課題は、外部への「外注」だけでは解決しません。プロジェクトが終わった瞬間、ノウハウもお金も自社に残らないためです。上昇マーケティングOSは、マーケティング未経験者であっても社内で育成し、マーケターとして活躍できる仕組みをつくる「インハウスマーケティング(内製化)」支援によって、サイト改善を含めたこの課題を解消します。
10.まとめ
CTAボタンの色を変えるだけでCVRが大きく変わったという海外のA/Bテスト事例は複数あるが、「この色が絶対に正解」という単一の答えはない
広告費の高騰やスマートフォン経由のアクセス増加により、ボタンの見直しの重要性が増している
色の一般的な印象を踏まえつつ、コントラスト・文言・サイズ・配置とあわせて検討することが重要
色だけ変える・文言だけ変える・セットで見直すにはそれぞれ特徴があり、まずは1要素からの検証が現実的
サイトのデザインは整っているのに問い合わせが伸び悩んでいる企業との相性が良い
11.筆者からのアドバイス
【筆者からのアドバイス】
20年間、1,000社以上のマーケティング現場を見てきた中で感じるのは、CTAボタンの色や文言に苦労する会社の多くが、実は「センスの問題」ではなく「訪問者に一番してほしい行動を明確にできていない」ことに本当の課題を抱えているということです。ボタンの見直しは、実は自社の集客導線全体を見直す良いきっかけでもあります。
(この記事を書いた人)
株式会社GuideRunner 代表取締役 野田卓司
15年以上、実績2万社のウェブ制作・マーケティング会社にて
取締役COO兼コンサルタントを務め、
2024年8月に株式会社GuideRunnerを設立。
1,000以上のマーケティング現場を経験し、
これまでに900名以上のウェブ・マーケティング人材を育成。
上場企業から中小企業まで、業種を問わず幅広い
企業マーケティング伴走支援を行う。
12.FAQ
Q1. CTAボタンの色は、コーポレートカラーに合わせるべきですか?
A. 必ずしもコーポレートカラーである必要はありません。むしろ背景色とのコントラストがはっきりしている色の方が、ボタンとして認識されやすい傾向があります。
Q2. HubSpotの検証結果は、どの色が最も良かったのですか?
A. 緑色ボタンより赤色ボタンの方がコンバージョン率が21%高かったという結果が報告されています[1]。ただし、これは特定のデザイン・状況下での結果である点に注意が必要です。
Q3. A/Bテストは無料のツールでもできますか?
A. サイトの構築環境によっては、無料または低コストのツールでA/Bテストを実施できる場合があります。まずは自社サイトの構築環境を確認することをおすすめします。
Q4. ボタンのサイズは、どのくらいが目安ですか?
A. Googleの公式ガイドラインでは、タップ対象のサイズとして48dp(約9mm)四方以上が推奨されています[2]。
Q5. ボタンの文言は、何を意識すればいいですか?
A. 「送信する」のような事務的な表現より、「無料で相談する」「今すぐ資料をダウンロードする」のように、行動した後に得られるメリットが伝わる表現が効果的とされています。
Q6. 色を変えても効果が出ない場合は、何を見直せばいいですか?
A. 色だけでなく、文言・サイズ・配置・周囲のコントラストなど、他の要素も併せて確認することをおすすめします。
Q7. 一度決めた色を、後から変更しても問題ありませんか?
A. 問題ありません。訪問者の反応や事業の状況に応じて、定期的に見直す前提で運用することが望ましいです。
Q8. ボタンの数は、1ページに複数あってもいいですか?
A. 内容によりますが、訪問者が迷わないよう、1ページの中で優先すべき行動を明確にした上で配置することをおすすめします。
Q9. A/Bテストの結果は、どのくらいの期間で判断すればいいですか?
A. アクセス数にもよりますが、十分なデータが集まるまで、一般的に数週間程度の期間を確保することが望ましいとされています。
参考情報
参考情報
[1]iCROSSBORDER JAPAN「コンバージョン率(CVR)が高いのは何色ボタン?〜海外での検証結果〜」(icrossborderjapan.com/blog/archives/1820/)
[2]Google「タップ ターゲットのサイズ」Android ユーザー補助機能ヘルプ(support.google.com/accessibility/android/answer/7101858)
[3]株式会社GuideRunner公式サイト「上昇マーケティングOS」ページ
※本記事の作成にあたり、文章の一部生成に生成AI(Claude)を活用しています。内容の正確性については、公開前に編集部でご確認ください。
※上昇マーケティングOS®は株式会社GuideRunnerの商標登録名称です。
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