今日から使える、これからの自分のため、仕事のために、学んで損はない【ウェブガク(Web学)】今さら聞けないけど、やっぱり知っておきたいウェブの色々なことをウェブ業界15年以上の講師NODASTAGEが分かりやすく講義していきます。
WebやITは専門用語が多く、一般の方からすると分かりづらいし、意味もよく分からない用語ばかりと思われる方もいらっしゃると思います。今回は旬なウェブ用語である[E-A-T]について講義していきます。
【本日のテーマ】 〈SEOだけじゃないWeb全般に[E-A-T]について〉
[E-A-T(イーエーティ)]と呼びますウェブ用語ですが、傍目に見ると(eat:食べる)に見えますね。この[E-A-T]は元々はSEO対策における概念ですが、この[E-A-T]の考え方はSNSやYouTubeでも重要な概念となりますので、しっかり理解することが大事になります。
では、
[E-A-T]とは何でしょう?
E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの概念の略です。
グーグルの[検索品質評価者向けガイドライン]で説明されているグーグルがWebサイト(ホームページ)の品質を評価する評価軸となります。
ウェブでの説明より、リアルで説明した方が分かりやすいと思います。
例えば、
あなたが[眼]の調子が良くなくて病院に行こうとします。
病院選びで気になることは何でしょう?
勿論、「良くなるかな?」であると思いますが、まずは専門病院であるか?ではありませんか?
[眼]だと当然【眼科】ですよね。病院の場合は当然なことであり得ませんが、仮に【牛丼屋】さんが「眼も診断しますよ」と言われても、牛丼屋さんに眼の診断を任せませんよね。
専門家で資格を持っている医師にみてもらうに決まってますね。
さらにその医師の中でも、権威(実績や医師内でも認められている)がある先生には世の中的な信頼感があります。
これら専門性があり、その中でも権威があると信頼感が高くなるということをE-A-Tというのです。
続いて、
ではE-A-Tが何に影響するのか?
このE-A-Tは先にお伝えした通り、グーグルの[検索品質評価者向けガイドライン]によく登場する概念と言いました。
すなわち、グーグルが検索結果に表示するSEOにおいて、この概念が重要だということは、それがサイトの評価の軸になるということです。
このE-A-Tという人間的な感覚がグーグルのアルゴリズムによって判別されているということなのです。
昔ながらのキーワードをたくさん記載したり、とにかくリンクをたくさん貼るだけでは通用しなくなっているということなのです。
では、このE-A-Tを実際にどのように対応していけばいいか?
これは実はそんなに難しくありません。
一番大事なこと、それは【ユーザーファースト】であること。情報を探して検索しているユーザーが欲している情報を提供している専門サイトであることを専門情報として発信していることなのです。
それを続けることで、他からの評価が上がり結果リンクを貼られるような参考サイトに育つことで権威性が上がり、合わせて信頼性の評価が付くということなのです。
詳しくはまた別途SEO対策編で講義していきたいと思います。
そして、最後にこのE-A-TはSEO対策だけではなく、SNSやWeb全体でも重要な概念となることをお伝えします。
SNSは気軽に誰でも始めやすく、情報発信ツールとしてたくさんの人や企業が活用しています。しかし、その分ちょっと怪しいアカウントがあったり、この情報正しいの?というようなものがたくさんあります。
その中でこのE-A-Tの専門性/権威性/信頼性は、一朝一夕では難しいものとなりますので、きちんと正しく運用しているアカウントであるということの判断材料になります。
逆を返せば、SNSを立ち上げてすぐ効果を求めるのではなく、アーンドメディア(信頼を構築するメディア)として育てていくということが重要であるということの概念として持つことが必要ということになります。
【SEOだけじゃないWeb全般に[E-A-T]についてのまとめ】
このように【E-A-T】というのは、対策や施策ではなく概念ということになります。この専門性/権威性/信頼性を持つためには、【ユーザーファースト】の視点で情報を提供していくこと、それが結果評価に繋がるということになります。
またこの人間的な概念がAIで解析して評価しているという点も認識して、今のウェブマーケティングやWeb施策はテクニックよりも、戦略的な計画に基づく構築・運用が必要になっているということを理解する必要があるのです。
本日も受講、お疲れ様でした。 この学びを踏まえて、あなた自身のため、仕事のためにご活用いただければ幸いです。またウェブガクでは受講生の皆さんのビジネスの役に立つウェブ情報の無料配信も始めています。以下もご覧下さいね。
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