Web集客の成功で欠かせないもの、それは【継続力】です。どんな有名なウェブサイトもフォロワー何万人というSNSアカウントもチャンネル登録数が半端ない数字のYouTubeチャンネルも[最初はゼロからのスタート]でした。誰しもが夢見る【バズり】で急激な伸びをする。そんなサイトやアカウントは宝くじに当たるより難しいのです。ゼロからのスタートで成功していると思えるサイトやアカウントはどうやってそこまで行きついたか?それは【継続力】があったからこそ。そしてその裏には2つのK(KGI/KPI設定)があるのです。今回はKGI/KPI設定について講義していきます。
【ウェブガク(Web学)とは?】
今日から使える、これからの自分のため、仕事のために、学んで損はない[ウェブガク(Web学)]今さら聞けないけど、やっぱり知っておきたいウェブの色々なことをウェブ業界15年以上のNODASTAGE教授が分かりやすく講義していきます。
【本日のテーマ】
〈Web集客成功のカギはKGI/KPI設定について〉
誰しもが夢見る【バズり】による急激なフォロワーやチャンネル登録者の増加、ウェブサイトのアクセス増加。サイトやSNSアカウントを持つ人なら誰しもが日々期待している夢です。
しかし、
これは宝くじに当たるよりも難しいと断言できます。なぜなら、宝くじは買うという行為であとは運次第ですが、サイトやSNSの場合は投稿や更新という【手間】が付くからです。
その【手間】を掛け続けるか、途中で放棄してしまうかが大きな違いとなり、Web集客の成功と失敗に分かれる理由なのです。
では、
KGI/KPIという言葉はご存じですか?
マーケティング用語である、【KGI】(Key Goal Indicator)と【KPI】(Key Performance Indicator)ですが、
この2つの”K”の違いを理解することで、しっかりとした目標設定ができ、【継続】する指標にもなります。
【KGI】(Key Goal Indicator)とは、[重要目標達成指標]で、ゴール設定のことになります。Web集客においての問合せ数をゴールと設定するならばそのゴールを明確にするということです。
【KPI】(Key Performance Indicator)とは、[重要業績評価指数]で、ゴール設定に向けての小目標(通過ポイント)設定となります。ゴールの問合せ数に対して実行する[アクセス数増加施策や離脱率防止施策]などとなります。
また【KPI】をゴール(KGI)として、その下の小々目標を【KPI】設定することもあり、また【KPI】を実行するための行動を計測するためのKDIという概念もあります。
ちょっと分かりづらくなってきたと思いますので、たとえ話(旅行)で説明しましょう。
今、あなたが東京の日本橋にいるとして、京都の金閣寺まで旅行するとします。現在は2021年6月7日の6時です。ゴールは京都の金閣寺にいかに早く到着すること。最短で日本橋から金閣寺に行くことが【KGI】になります。
では、
一番最短ルートをグーグル先生に聞いてみると、【新幹線】を使うルートのようで、3時間ちょっとで到着するようです。
①日本橋から東京駅までどうやっていく?
②東京駅から京都駅までどうやっていく?
③京都駅から金閣寺までどうやっていく?
行動は大きく区分すると上記3つに分かれます。
これらが【KPI】になるのですが、今回は最短という条件がありますので、この【KPI】は①~③に[最短で]が付け加えられます。
①③は徒歩/走る/レンタル自転車/電車/バス/タクシー/などの選択肢がありますし、②も、こだま/ひかり/のぞみなどの選択肢があります。飛行機という選択肢もあるかもしれませんが、最短は新幹線という想定で行きます。
そのため、最短となる手段を事前に決める必要があります。それこそが【KPI】となるのです。
それぞれの【KPI】を達成することで、【KGI】である最短で日本橋から金閣寺に到着することができるのです。
もう少し細かく説明すると、KPI①の日本橋から東京駅まで電車でいくことが最短だと分かり決めると、徒歩240m(3分)、電車(丸ノ内線)1分、呉服橋から東京駅まで徒歩120m(1分)とでますので、KPI①をKGIとするならば、徒歩・電車・徒歩の目標がそれぞれKPIになります。
続いて、
どのようにKGI/KPI設定すればよいでしょう?
WebサイトやSNSでのKGI/KPI設定はどのように設定すればよいでしょう。まずは難しく考えずにできることで設定した方がよいでしょう。
[ホームページ(ウェブサイト)の場合]
まずはゴールを何にするか?を考えます。
(問合せ/購入/資料ダウンロード/セミナー参加/メルマガ登録)などゴールは様々ですが、ここで大事なことがユーザーの心理的動向を考えてフェーズ毎でゴール設定を考えるということです。
この詳細は、(25時限目:ユーザーを[わくわく体験]させるカスタマージャーニー)で復習してみてください。
例えば問合せというKGI設定にしたとしても、
ユーザーにとって敷居が高く(まだやることが決まっていない、予算をとっていない、情報だけを集めている場合、)なってしまうため、資料ダウンロードやセミナー参加への誘導を行い、その後にユーザーと関わりを強めて反響に繋げた方が効率が良い可能性があります。
そのようにゴール設定を大きく設定してしまうと、KPI設定の際に沢山のやるべきことが出てきます。
そのため、最初は小さく設定する方が分かりやすくなると思います。※上司に報告する際はザックリ大きく見せて、まずはこのKGI/KPI設定で行きたいと思いますと伝えることが良いでしょう。
例)KGIを[資料ダウンロード(3件/日)]に設定
KPI設定① 記事書きによるコンテンツ発信でアクセス数1000/日
KPI設定② 直帰率(現60%)を動線改修により40%へ
と設定したならば、今度は各KPI設定に対して何をやるべきかを明確にしていきます。
KPI設定①で実行すべきこと)
キーワードマーケティングにより、どのような情報が検索されているか?
それを踏まえて記事の内容をどうするか?を検討し、1日1記事をアップするのか?などの投稿数を明確にします。そして、定期的に記事の検索ヒット状況やアクセス数などアナリティクス調査をしながら、また記事の内容を検討していくことが必要になります。これらが日常的な作業になっていきます。またライバルサイトがどのような記事や情報を発信しているかのチェックも。(26時限目:3C分析でWebマーケティングを考える参照)
KPI設定②で実行すべきこと)
まずはサイトの直帰率や離脱率を把握することは当然ですが、各ページで直帰率や離脱率が高いページを把握し、何が理由であるかを探るところから開始し、傾向をまとめ、今後のコンテンツ内容や動線設計を検討し、トライ&エラーで徐々に率を下げていくこと。勿論、資料ダウンロードへの動線が分かりやすくする、バナーなどのクリエイティブも検討していくことも含まれます。
このようにKGI/KPI設定、そして日々実行すべきことを明確にすることで、KDI(実行の数値化)で何ができていて出来ていないかを図ることもできます。
[SNSの場合]
SNSの場合も基本はウェブサイトと同様ですが、いきなりKGI設定を[ウェブサイト等のプラットフォームへの誘導]をゴール設定にしてしまうと、難易度が高くなりすぎてしまう可能性があります。
理由は(3時限目:SNSの基礎)でも伝えた通り、SNSのメディア属性であるアーンドメディアは[ユーザーと信頼関係を構築するメディア]であり、基本集客メディアでないため、反響を取っていくには時間も労力もかかります。
そのため、
まずは信頼関係を構築するための情報発信が主になります。
KGI/KPI設定もまずは関係値を構築する設定にした方が良いでしょう。
(KGI設定)
フォロワーやチャンネル登録者数
(KPI設定)
毎日のフォロワーする数
投稿数
コミュニケーション数(リツイート、リプライ、コメントなど)
このようにシンプルに設定して、プロフィール欄や発信する情報について企画したり工夫することが必要となります。
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【Web集客成功のカギはKGI/KPI設定についてのまとめ】
KGI/KPI設定とは、
[ゴール設定とゴールにたどり着くための中間目標]
であるということは理解できたと思います。
そのゴールを何にするのか?
中間目標を何にするのか?
それこそが、Web集客の成功秘訣なのです。
誰しもが夢見る【バズり】による急激なフォロワーやチャンネル登録者の増加、ウェブサイトのアクセス増加。サイトやSNSアカウントを持つ人なら誰しもが日々期待している夢ですが、そんなにWeb集客は甘くありません。
KGI/KPI設定をしっかり行い、それに対する【行動の継続】こそが、Web集客の成功王道なのです。
本日も受講、お疲れ様でした。
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