ホームページ(ウェブサイト)は制作完成からが本当のスタート。しかし、大半の企業は制作がゴールになってしまっています。理由はいくつかありますが、[作る]ということが目的に変わってきてしまうため、完成したら落ち着いてしまうケースが多いのです。また完成後にどのようにすればいいかが分からないため、解析データは時々見るけど、数字を見て終わりになっていることも多くあります。今回はホームページ(ウェブサイト)完成後の初級編として、解析ツールについて講義していきます。
【ウェブガク(Web学)とは?】 今日から使える、これからの自分のため、仕事のために、学んで損はない[ウェブガク(Web学)]今さら聞けないけど、やっぱり知っておきたいウェブの色々なことをウェブ業界15年以上のNODASTAGE教授が分かりやすく講義していきます。
【本日のテーマ】
〈ウェブは制作後がスタート!について〉
ホームページ(ウェブサイト)を作って、集客・販促・PRに繋げたい!という思いがホームページ(ウェブサイト)を制作することが多いかと思います。しかし、作ることが目的となってしまって、結果当初の目的の集客・販促・PRがままならないという状態に陥ることがあります。ホームページ(ウェブサイト)は制作後が本当のスタートであり、そのためには何をしていかなければならないかを講義していきます。
では、
グーグルアナリティクスはご存じですか?
聞いたことはあるという方や勿論知っているという方もいると思いますが、グーグルが無料で提供するアクセス解析ツールです。アクセス解析とは、自社のホームページにどのくらいの訪問者が来ているのか?どこから来たのか?何でみられているのか?などホームページ(ウェブサイト)の状況を確認するために有効的なツールです。
ではそもそも何のためにアクセス解析するのでしょう?
解析ですので、自社のホームページ(ウェブサイト)がどのような状況にあるかを見ることから始まります。
しかし、「見て終わり」が大半を占めるているのです。
理由は、「見た後」に何をすべきかが分からないから…。
続いて、
グーグルサーチコンソールはご存じですか?
グーグルアナリティクスは知っていても、グーグルサーチコンソールは知らないという方も多いかと思います。
グーグルサーチコンソールの旧名は(ウェブマスターツール)といいます。
グーグルが自社のホームページ(ウェブサイト)をどのように評価されているかというのはよく分からないし、グーグルの評価は一方的でありました。グーグルサーチコンソールでは、自社のホームページの状況やグーグルにお知らせする手段として活用することができるのです。
ただ、グーグルアナリティクスとグーグルサーチコンソールの違いはよく分かりづらいという声がありますので、以下に違いを説明しておきます。
【アナリティクスとサーチコンソールの違い】
グーグルアナリティクスとグーグルサーチコンソールの違いは、大きく2点ありますが、どちらもホームページ(ウェブサイト)の状況把握のためのツールです。
まず1点目は、ホームページ(ウェブサイト)にユーザーが訪れる【前or後】の解析ということです。
グーグルサーチコンソールは、ユーザーがホームページ(ウェブサイト)に訪れる【前】の状況把握で、グーグルアナリティクスは【後】の状況把握という点になります。
グーグルアナリティクスはアクセス解析として、ホームページに訪れたユーザーの把握です。[アクセス数、直帰率、離脱率など]
グーグルサーチコンソールはホームページ(ウェブサイト)にユーザーが訪れる前の露出状況がわかります[検索露出、クリック数、掲載順位など]
2点目は、分析だけか?施策までか?です。
グーグルアナリティクスはホームページ(ウェブサイト)に訪れたユーザーの動きデータなど分析データを取得して、それを自社もしくはアナリストに任せて分析解析を行う[データ分析ツール]ですが、グーグルサーチコンソールは分析だけではなく、グーグルのロボット(クローラー)に巡回を促したり、ホームページサイトマップ(自社サイト構造)を送信して新しいページができましたと伝えたり、ペナルティ解除の依頼したり、(グーグルとの窓口)を担ってくれるものでもあります。
これらグーグルから無料で提供されているツールを活用し、分析だけではなく、実施策まで行っていくことが必要なのです。
【ウェブは制作後がスタート!についてのまとめ】
ホームページ(ウェブサイト)の本来の目的を達成するには、完成後の分析解析からの施策が重要になります。
これらを行うにはグーグルアナリティクスやサーチコンソールのデータを見るだけではなく、【何が良くて何が問題か?】また【問題解決するにはどのような施策を行うべきか】の計画を立てることが必要なのです。
しかし、
素人がデータを見ても、「なるほどね」で終わってしまうため、分析からの対応策までをプロに依頼することも必要です。
ウェブマーケッターやウェブ解析アナリスト(Web解析士)とパートナー契約をすることも今の時代、検討すべき内容になってきているのです。
余談ですが、
【キーワード分析】についてお伝えしておきます。
ホームページ(ウェブサイト)に訪れたユーザーは「何のキーワード」流入しているか?これは一番運営者が興味を持つポイントでありますし、SEO対策においても知りたいポイントでもあります。
しかし!
結論から言いうと、今は「キーワード流入」のデーターは取れません(見れません)
昔は取得でき、閲覧もできていたのです。しかし、様々な理由(プライバー保護、セキュリティ化等)から今ではグーグルアナリティクスでは閲覧できません。グーグルアナリティクスの【集客→キャンペーン→オーガニック検索ワード】で検索ワードのところに行きついても、(not provided)表記でキーワードは出ない状況です。
この代替え方法として、
グーグルサーチコンソールの【検索クエリ】で見る方法です。
但し、このキーワードは、検索キーワードで表示されたキーワード(ホームページに入ってくる前の状況)に対して、表示回数やクリックされた数などが分かるものです。
ホームページ(ウェブサイト)を構築して、ほっとした後には本当のスタートが待っているのです。
それではそろそろ3分経ちますので、今回のウェブガク(Web学)[ウェブは制作後がスタート!について]は以上となります。今後の自分のため、仕事のためにウェブガク(Web学)情報をお役立ていただければ幸いです。
↑↑↑ ここまででウェブガク(Web学)3分講義 ↑↑↑
ウェブは制作後がスタート!についての3分講義は以上ですが、もっと学びたい方への補習講義は以下をご覧ください。
【ウェブは制作後がスタート!について(補習講義)】
ホームページ(ウェブサイト)は構築がゴールではなく、本当のスタートは制作後であるということ、そしてグーグルが提供しているグーグルアナリティクスとグーグルサーチコンソールについて講義しましたが、
今の時代、ホームページ(ウェブサイト)だけではなく、SNSや動画の活用による展開もなくてはならないものとなっています。
Webに力を入れるということは、ウェブ全体を理解した上で、【ウェブ戦略】が必要になっているのです。※0時限目【ウェブの世界を三国志で理解する】参照
また、
ウェブとリアルを融合して成果に繋げていくということで、SFAやCRM、MAなどというツール達の活用もでてきています。
SFA・・・Sales Force Automation(セールス・フォース・オートメーション)、営業支援システム。
CRM・・・Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネージメント)、顧客管理システム。
MA・・・Marketing Automatio(マーケティングオートメーション)、商談発掘プロセスのシステム化。
いかがですか?
このように、ウェブ集客と一言で言ってもかなりの幅がでているのが今現状なのです。自社のやるべきことを決め、どこまで対応するかを決めることがこれから重要になっていくのです。
ホームページ(ウェブサイト)を構築して、ほっとした後には本当のスタートが待っているのです。
本日も受講、お疲れ様でした。
この学びを踏まえて、あなた自身のため、仕事のためにご活用いただければ幸いです。またウェブガクでは受講生の皆さんのビジネスの役に立つウェブ情報の無料配信も始めています。以下もご覧下さいね。
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