自分で自社のホームページを更新したい!でも、知識や技術がないけどできないのか?それを実現するもの、それが【CMS(Contents Management System)】です。ホームページでは当たり前になりすぎて、詳しいことを「聞くに聞けない」CMS、今回はこのCMSについて講義していきます。
【ウェブガク(Web学)とは?】 今日から使える、これからの自分のため、仕事のために、学んで損はない[ウェブガク(Web学)]今さら聞けないけど、やっぱり知っておきたいウェブの色々なことをウェブ業界15年以上のNODASTAGE教授が分かりやすく講義していきます。
【【本日のテーマ】
〈聞くに聞けないCMSとは?について〉
今やホームページの自社更新で当たり前になりすぎて詳しいことを「聞くに聞けない」CMS、HTMLの知識や技術がなくても簡単にホームページを更新できる仕組み、それがCMS(コンテンツマネジメントシステム)なのです。今回はこのCMSについて講義していきます。
では、
WordPress(ワードプレス)って聞いたことありますか?
WordPress(ワードプレス)やMovable Type(ムーバブルタイプ)、Wix(ウィックス)など耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、これらはツールやサービスの名前なのですが、総称して、【CMS(Contents Management System:コンテンツマネジメントシステム)】と言います。
CMSとは、
簡単に言うと、【ブログ】のような仕組みで、ホームページを更新できるものです。5時限目:ホームページ費用相場で説明した通り、ホームページには色々な作り方があります。
基本はHTMLという言語で作られているのですが、ホームページの情報を修正したりする場合はそのHTMLを修正しなければなりません。
HTMLの知識や技術が無い人では修正ができないのです。
しかし、【ブログ】はどうでしょう?基本はブログ記事もウェブ上で閲覧されるものなので、HTMLで作られるのですが、HTMLの知識や技術が無い人でもブログの記事や写真を変えることができますよね?
これは、【ブログ(ウェブログ)】を誰でも更新できる仕組みになっているので、管理画面の決まった箇所にテキスト記載や写真をアップすることで自動的にHTMLに変えてくれているのです。
このような仕組みを総称して、CMSと言っています。
コンテンツ(情報)をマネジメント(管理)できるシステムということになります。
続いて、
オープンソースって知ってますか?
「オープンソース(open source)」とは、ネット独特のものであり、オープン(公開された(開示された))ソース(プログラム)という意味になります。
通常、製品や商品を手に入れるとすると、対価であるお金を支払いますよね?
でも、オープンソースはプログラムを無償でみんなで使えるという素晴らしい取り組みというか思想のものなのです。
もう少し分かりやすく言うと、
例えば、美味しいカレーが食べたいと思った場合、自分で野菜や肉、カレールーを購入して作ります。美味しい作り方レシピは誰かに教えてもらうかネットで探すか…ですね。
しかし!
もし、美味しいカレーがオープンソースであったなら、【出来上がった美味しいカレー】がネット上に置いてあり、誰でも食べていいですよー
ということになっている訳です。
「え?それ食べて大丈夫なの?」と思いますよね?
ネットは【性善説】で成り立っているところが多くあり、オープンソースもまさに【性善説】の上に成り立っているものなのです。
自分が作ったプログラムをみんなに開示して使ってもらい、バグ出しを手伝ってもらったり、そのプログラムを基にもっとスゴイものに変えてもらったりしてみんなで発展的にしていこうというのが、オープンソースなのです。
CMSで一番有名で全世界的にも使われているホームページのCMSであるWordPress(ワードプレス)、これも実はオープンソースなのです。
【聞くに聞けないCMSとは?についてのまとめ】
ホームページの更新や修正をHTMLの知識や技術が無い人でも対応できる仕組みとして、CMS【コンテンツマネジメントシステム】があります。
有名なCMSとして、
WordPress(ワードプレス)、Movable Type(ムーバブルタイプ)、ShareWith(シェアウィズ)、Drupal(ドルーパル)などがあります。
また、
CMSには有料サービスとして展開されているものと、オープンソースと呼ばれる無償で提供されているものもあります。
世界的に一番使われているCMSとして、WordPress(ワードプレス)があり、多くの企業や個人でも使用されています。
オープンソースはネット上で【性善説】を前提にみんなで使えるものですが、逆に保証されるものではないので、管理をしっかり行わないとセキュリティホールが見つかれば、それを悪用するハッカーやクラッカーがいるので適時【脆弱性】チェックや対応をする必要があります。
この辺りは補習講義で詳しくお話しします。
またCMSで作るからと言って、全てのページが更新できる訳ではありません。一般的にホームページ制作会社に依頼する際も【更新箇所】を決めて、その対象ページを更新できるように作ることになります。
そのため、管理者用のマスター管理画面と企業側の管理画面によりできることが異なります。これは、企業側がよく分からないまま色々いじってしまうと壊れてしまう等の問題が発生してしまうのためです。
マスター管理画面を解放してもらう方法もあるので、ホームページ制作会社と相談することも必要かと思います。
それではそろそろ3分経ちますので、今回のウェブガク(Web学)[聞くに聞けないCMSとは?について]は以上となります。今後の自分のため、仕事のためにウェブガク(Web学)情報をお役立ていただければ幸いです。
↑↑↑ ここまででウェブガク(Web学)3分講義 ↑↑↑
聞くに聞けないCMSとは?についての3分講義は以上ですが、もっと学びたい方への補習講義は以下をご覧ください。
【聞くに聞けないCMSとは?について(補習講義)】
世界的に一番使われているCMS、WordPress(ワードプレス)の注意点を補習講義していきますね。
まとめでも記載しましたが、オープンソースで提供されているWordPress(ワードプレス)はメリットとデメリットがあります。
そのため、ホームページを制作する際に【WordPress(ワードプレス)】で作るべきなのか?を決める必要があります。
世界のウェブサイトの4割を占めるWordPress(ワードプレス)なので、メリットは多くあります。以下に私視点でメリットデメリットを記載するので参考にしてください。
【メリット】
◆ホームページ制作会社の多くがWordPress(ワードプレス)での制作対応しているので、WordPress(ワードプレス)慣れている会社が多い
◆プラグイン(様々な機能拡張できるソフトウェア)が多い
◆ウェブ上でWordPress(ワードプレス)に関する情報が多い
◆管理画面が比較的分かりやすいので企業側も楽
◆デザインテンプレートが豊富
◆カスタマイズがしやすい
◆SEO対策用のプラグインもあり、比較的SEO対策もやりやすい
WordPress(ワードプレス)は[空のお弁当箱]をイメージしてください。その中にプラグインという具材を入れることで独自性のあるホームページにすることができます。ただプラグインやデザインテンプレートには無料のものもあれば、有料のものもあるので注意が必要です。
【デメリット】
◆セキュリティ面(セキュリティホール)
◆自己責任
◆利便性は高いが[なんでも思い通り]ではない
◆放置してはダメ
WordPress(ワードプレス)はオープンソースで無料で使用できるのでメリットが多くありますが、それが最大のデメリットにもなります。
WordPress(ワードプレス)の情報が開示されているということは、家で言うと、[設計図]も公開されているということです。
すなわち、どこがセキュリティ上、弱いかということが判明して(セキュリティホール)ネットに流れるということです。そのため、それを悪用する人もいるということです。
WordPress(ワードプレス)は全世界の人々が使っているので、頻繁にバージョンアップされたり、プラグインが追加されたりします。バージョン毎にセキュリティホールが見つかると、それが告知され、バージョンアップを促されますので、放置せず定期的にバージョンアップすることが必要です。
また無料であるが故に責任は自己責任です。
バージョンアップや不明点は基本は自分で対応するということです。
また、WordPress(ワードプレス)だから、[なんでも思い通り]という訳にもいきません。仕様上、デザイン性やレイアウト、システムはプラグインやテーマに添う必要があります。
デメリットというよりは注意点が多いということになります。
そのため、WordPress(ワードプレス)で作成した方がいいのか?それともスクラッチ制作(完全注文住宅)にするか?も踏まえて検討した方が良いでしょう。
本日も受講、お疲れ様でした。
この学びを踏まえて、あなた自身のため、仕事のためにご活用いただければ幸いです。またウェブガクでは受講生の皆さんのビジネスの役に立つウェブ情報の無料配信も始めています。以下もご覧下さいね。
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