中小企業の【集客の悩み】第1位は、意外なこれだった
全国250社アンケートでわかった実態 ― GuideRunner独自調査レポート

中小企業の【集客の悩み】第1位は、意外なこれだった
全国250社アンケートでわかった実態 ― GuideRunner独自調査レポート

著者:株式会社GuideRunner代表取締役 |野田卓司
【要約】
全国の中小企業に勤める経営者・マーケティング担当者250名に「集客マーケティングを行う上で一番の悩みは何か」を尋ねたところ、40.4%が「特に悩みはない」と回答した一方、何らかの悩みを抱えている企業(全体の59.6%)に絞ると、その46.3%が「何をすればいいか明確ではない」と回答しました。「人手が足りない」(25.5%)、「ノウハウがない」(22.1%)がこれに続きます。
さらに、この「悩みがある」企業に「その悩みをどれくらいの期間感じているか」を尋ねたところ、34.2%が「3年以上」と回答。約3社に1社が、同じ悩みを長期間抱え続けている実態が明らかになりました。
もっと詳しく知りたい方は、以下、本文をご覧ください。
調査概要
項目 | 内容 |
調査主体 | 株式会社GuideRunner |
調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2026年9月9日〜9月10日 |
調査対象 | 全国の中小企業(従業員300人以下)に勤務する経営者・役員/管理職・一般社員/専門職(弁護士・税理士等) |
有効回答数 | 250名 |
となりの会社は、何に悩んでいるの?
「うちだけがマーケティングで苦戦しているのだろうか」
そう感じたことのある経営者・マーケティング担当者は少なくないはずです。私たちガイドランナーは、この「となりの会社は実際どうなのか」を独自のアンケート調査で確かめてみることにしました。
目次:---------------------------------------------------------------
1. 一番多かった具体的な悩みは「何をすればいいか分からない」
2. その悩み、悩みを抱える企業の34%は「3年以上」引きずっている
3. 「特に悩みはない」の背景に見える、マーケティング未関与の実態
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1. 一番多かった具体的な悩みは「何をすればいいか分からない」
「集客マーケティングを行う上で、一番の悩みは何ですか」という質問(複数選択)に対して、まず全体では40.4%が「特に悩みはない」と回答しました。残る59.6%、つまり何らかの悩みを抱えている企業に絞って内訳を見ると、次の通りです。
回答(悩みを抱える企業のうち) | 割合 |
何をすればいいか明確ではない | 46.3% |
人手が足りない | 25.5% |
ノウハウがない | 22.1% |
予算が足りない | 18.8% |
効果測定ができていない | 18.1% |
相談できる相手がいない | 9.4% |
時間が取れない | 7.4% |

悩みを抱える企業の実に46.3%が「何をすればいいか明確ではない」と回答しており、「人手が足りない」「ノウハウがない」を大きく上回って最多でした。多くの企業にとっての一番のハードルが、お金や知識そのものではなく「そもそも何から手をつければいいか分からない」という、より根本的な迷いであることがうかがえます。
さらに職種別に見ると、「何をすればいいか明確ではない」と回答した割合は、一般社員(回答者全体の82.8%)で29.5%、経営者・役員/管理職/専門職(同17.2%、以下「決裁層」)で18.6%と、現場に近い一般社員の方が約11ポイント高くなりました(こちらは回答者全体に占める割合で算出)。日々の実務でマーケティングに向き合う現場ほど、「何をすればいいか」という迷いを強く感じている可能性があります。
2. その悩み、悩みを抱える企業の34%は「3年以上」引きずっている
もう1つ、私たちが気になっていたのは「その悩みは、いつからのものなのか」という点です。何らかの悩みを抱えていると回答した人に絞って集計した結果は次の通りでした。
悩みを感じている期間(悩みがある人のうち) | 割合 |
3年以上 | 34.2% |
半年未満 | 27.5% |
半年〜1年 | 21.5% |
1〜3年 | 16.8% |

最も多かったのは「3年以上」で、約3社に1社が同じ悩みを長期間抱え続けていることが分かりました。つまり多くの場合、これは一時的なつまずきではなく、「悩みながらも、有効な打ち手が見つからないまま時間だけが過ぎている」状態だということです。
3. 「特に悩みはない」の背景に見える、マーケティング未関与の実態
もう1つ、見過ごせないデータがあります。「特に悩みはない」と回答した人の自由記述欄には、「担当ではないのでわからない」「関わらない」「担当していない」といったコメントが複数寄せられました。これらは一般社員だけでなく、管理職の回答者からも見られたコメントです。
つまり「悩みがない」という回答の中には、「悩みを解消できている」のではなく、「そもそも自分がマーケティングに関わっていないので、悩みようがない」というケースが一定数混ざっている可能性があります。役職の高さに関わらず、社内で「誰がマーケティングの担当者なのか」が明確になっていない会社が存在することを示唆する結果です。
なお、「特に悩みはない」の回答割合そのものは一般社員40.1%・決裁層41.9%とほぼ差がなく、「経営層は悩みがなく現場だけが悩んでいる」という単純な構図ではありません。一方で前述の通り、「何をすればいいか分からない」という迷いは一般社員の方が明確に高く出ており、経営層と現場とでは「悩みの有無」よりも「悩みの中身・自覚のしかた」にギャップがある、と見るのが実態に近いといえそうです。

この点は、後続の調査(専任担当者の有無・属人化の実態など)でさらに掘り下げていく予定です。
4. GuideRunnerの見解
私たちは、この2つの結果を合わせて次のように受け止めています。
悩みを抱える企業の46.3%が挙げた「何をすればいいか分からない」という悩みが具体的な悩みの中で最多だったことは、中小企業のマーケティング課題が、予算や人材といったリソース不足以前に、「進むべき方向性を描けていない」という、より手前の段階にあることを示しています。上昇マーケティングOSの考え方で言えば、自社の強み(USP)を言語化し、戦略を組み立てる「戦略準備フェーズ」を飛ばしたまま、いきなり広告やSNSといった「戦術」に手を付けてしまっている企業が多い、ということの裏返しとも言えます。
そして、悩みを抱える企業の34%が3年以上その状態を引きずっているという事実は、社外に相談する機会を持てないまま、自己流で悩みを抱え続けてきた結果ではない かと考えています。実際、今回の調査でも「相談できる相手がいない」と回答した企業が5.6%ありました。この点は相談相手の有無を直接掘り下げる設計ではなかったため断定はできませんが、私たちが日々の伴走支援の現場で感じている実感とも重なります。
5. GuideRunnerでできること
株式会社GuideRunnerは、独自メソッド「上昇マーケティングOS」(商標登録第7065487号)に基づき、こうした「方向性が見えない」「悩みが慢性化している」状態から、企業のマーケティング内製化を支援しています。
フェーズ | 支援内容 |
戦略準備フェーズ(情報整理・3C分析・USP言語化) | 「何をすればいいか分からない」状態から脱却し、自社が進むべき方向性を言語化 |
戦略フェーズ(ウェブ戦術・KGI/KPI設計) | 限られた予算・人員でも優先順位を つけて動けるよう、戦術と数値目標を設計 |
実行フェーズ(戦術実行・解析) | 施策の実行を伴走し、悩みが再び「放置」されないよう定期的に振り返る仕組みを定着 |
GuideRunnerの上昇マーケティングOS®とは?
「上昇マーケティングOS」は、当社代表の約20年にわたる企業マーケティング支援の経験を体系化した独自メソッド(商標登録第7065487号)。
マーケティングの課題は、外部への「外注」だけでは解決しません。プロジェクトが終わった瞬間、ノウハウもお金も自社に残らないためです。上昇マーケティングOSは、マーケティング未経験者であっても社内で育成し、マーケターとして活躍できる仕組みをつくる「インハウスマーケティング(内製化)」支援によって、この課題を解消します。
6.まとめ
中小企業のマーケティングの悩みとして最も多かったのは「特に悩みはない」(40.4%)。悩みがあると答えた企業(59.6%)の中では、「予算不足」「ノウハウ不足」以前に「何をすればいいか分からない」という方向性の迷いが最多(46.3%)
悩みを抱える企業のうち34.2%は、その悩みを3年以上抱え続けている
「特に悩みはない」の割合自体は一般社員・決裁層でほぼ差がない一方、「何をすればいいか分からない」は一般社員の方が決裁層より約11ポイント高く、現場ほど迷いを強く感じている
「悩みはない」の中には、役職に関わらず「そもそもマーケティングに関わっていない」ケースが混在している可能性がある
悩みが長期化する背景には、社外に相談する機会の少なさがあると考えられる
方向性を描く「戦略準備フェーズ」から着手することで、慢性化した悩みを断ち切ることができる
筆者からのアドバイス
【筆者からのアドバイス】
今回の調査で改めて感じたのは、多くの経営者・マーケティング担当者が「サボっている」わけでも「やる気がない」わけでもなく、ただ「何から手をつければいいか」が分からないまま立ち止まっている、ということです。方向性さえ見えれば、動き出せる企業がほとんどだと私は考えています。
(この記事を書いた人)
株式会社GuideRunner 代表取締役 野田卓司
15年以上、実績2万社のウェブ制作・マーケティング会社にて
取締役COO兼コンサルタントを務め、
2024年8月に株式会社GuideRunnerを設立。
1,000以上のマーケティング現場を経験し、
これまでに900名以上のウェブ・マーケティング人材を育成。
上場企業から中小企業まで、業種を問わず幅広い
企業マーケティング伴走支援を行う。
参考情報
参考情報
本記事の数値は、株式会社GuideRunnerが実施したインターネット調査(2026年9月9日〜9月10日実施、有効回答数250名)による自社調査データです。Q2(悩みの持続期間)は、Q1で何らかの悩みを選択した人(全体の59.6%)を対象に集計しています。
※上昇マーケティングOS®は株式会社GuideRunnerの商標登録名称です。
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